過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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490:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 05:49:15.57 ID:bDJjjpJNo
そう考えると、未来へと続く道は霞に覆われたように狭く感じられ、己の標を失うような気持ちになった。

俺が罪悪感を感じる必要などないのかもしれない。人との関係なんて、どうやったってどこかで誰かを傷つける。それを自分のせいだとか感じていてもキリがない。

わかってはいる。だが、俺の過大な自意識がそうさせてくれない。頭のどこかで、誰も傷つけなくても済む選択があったのではないか、そう考えてしまうのだ。

そんな選択、あるわけがないし、俺に選べるはずがないのに。



今、講習室には、かつての雪乃ちゃんを感じさせる女の子がいる。夏にも林間学校で出会った子だ。

鶴見留美。俺だけでは過去と同じように、救うことはもちろん、留美ちゃんを取り巻く環境を変化させることもできなかっただろう。


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