過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
1- 20
498:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 06:01:42.96 ID:bDJjjpJNo
「…………うん」

結衣が頷くまでの少しの間は、留美ちゃんというより、話しかけにいく俺を気にかけていたからなのかもしれない。

留美ちゃんは長いソファーベンチの端にちょこんと座り、ハサミを器用に使って一人で星形の飾りを作っていた。そこへ向かい声を掛ける。

「ここ、いいかな?」

待ったが、返事はない。視線も目の前の紙に固定されたまま微動だにしない。やはり駄目かと思い、諦めかけたところで留美ちゃんが呟いた。

「…………ダメって言ったらどうするの?」

抑揚のない、平たく言えば興味がなさそうな声だった。警戒されているのだろうか。あんなことをしたんだから当然といえば当然だ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
958Res/569.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice