過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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509:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 06:18:17.26 ID:bDJjjpJNo
いくら考えても、後悔しても、やり直したくても、時間は戻ってくれず、俺は救えなかった友達に謝ることすらもできなかった。
後に残されたのは、頼ることをやめ陽乃さんのような強さを求めるようになった雪乃ちゃんと、何も選べなくなった俺。以前のように仲良くはできなくなった二人だった。
雪乃ちゃんが変わろうとしてから、すぐに嫌がらせそのものがなくなった。彼女自身が変わることで問題は解消し、結局俺は最後まで何もできなかった。
俺はクラスの和と引き換えに、彼女からの信頼と、大切な友人を失った。
俺が救えなかった彼女とは、雪乃ちゃんも含まれてはいるが、俺にとってより重いのは、かつて存在した、唯一の共通の友人のことだ。
この出来事が、その女の子への罪悪感が、今の俺の根幹となっている。
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