過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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516:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 06:27:47.19 ID:bDJjjpJNo
それが葉山隼人らしくない行動であることはわかっていた。

故に、実際に何人かからはなんで生徒会に入ったのかと理由を尋ねられた。そのときは陽乃さんに言われたことを利用して、詳細をぼかして答えることにした。


以下略



517:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 06:28:23.46 ID:bDJjjpJNo
自分でそんな生き方を選んでおきながら、俺は誰かにまちがっていると言ってほしかった。

きっと、そうすることで俺は初めて、あの時から前に進むことができるのだろう。


以下略



518:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 06:29:13.58 ID:bDJjjpJNo
人気のない場所まで行く途中に会話はなかった。俺もだが比企谷も、こいつとは仲良くできないと思っているに違いないから、別にこれで問題はない。

「どうする?」

前振りも何もなしに一言だけを伝える。
以下略



519:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 06:30:28.51 ID:bDJjjpJNo
「誰でもいいんだけどな。俺でも……別にお前でも」

「……ああ。雪ノ下さんには、今は望まないほうがいい」

そう言うと彼は辛そうに俯いた。今の雪ノ下さんを見て、彼は何を思うのだろう。俺と違って、比企谷はあんな姿を見るのは初めてのはずだ。
以下略



520:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 06:31:56.79 ID:bDJjjpJNo
「さぁな。怖いんだろうな、玉縄は。どうせこうするしかなかったんなら、もっと早くにやるべきだったな」

おお、と力のない声が聞こえてから、しばらく間が空いた。

ポケットに両手を突っ込んで下を向いていた比企谷が顔を上げ、口を開く。
以下略



521:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 06:32:47.72 ID:bDJjjpJNo
「そうか。過去なら君よりは知ってるよ」

「だろうな。ムカつく言い方しか出来ねぇのかお前」

「そんなつもりはなかったんだけどな……。今のことなら君のほうが知ってるだろ」
以下略



522:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 06:33:37.28 ID:bDJjjpJNo
「……俺も、変わらないさ」

俺は立ち止まってしまったけれど。

比企谷も彼女も、足掻きながらでも前に進もうとしているんだなと思うと、体の内のどこかに締め付けられるような感覚があった。
以下略



523:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 06:34:30.41 ID:bDJjjpJNo
「うるせぇ。お前何回も会議サボってんだし副会長の仕事しろよ」

痛いところをつかれた。ちゃんとした理由があるとはいえ、何度か会議に出られなかったことは事実だ。

「副会長の仕事か……。そうだな、俺も働かないとな」
以下略



524:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 06:35:52.37 ID:bDJjjpJNo
ここまで

葉山とゆきのん疲れる……
なんか葉山といろはも結構絡んでるしタイトル変えたいけど後の祭り

以下略



525:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 06:46:33.15 ID:bDJjjpJNo
ファッキン誤字

>>502
しれやい。
→しれない。


526:名無しNIPPER[sage]
2015/08/17(月) 07:34:26.53 ID:xg5pSjr5o

もしかしてYの正体はその共通の友人の事かな?


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