過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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541:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/24(月) 23:12:01.44 ID:k1AwEidto
言葉なしには伝えられず、言葉があるから間違える。だったら俺は何がわかって、何をわかってもらえるというんだ。

「ごめんなさい。やっぱり今はまだ、自信が持てないわ……」

雪ノ下は諦めたように、俺の無言に対し返事をしてくれた。

「そうか……。すまん」

「謝らないで。私が不甲斐ないからいけないのよ。けれど、私がどうであれ、イベントはなんとかしないと……」

「……そうだな。俺も、やれることをやることにするわ」

「比企谷君……?」

俺の意思を曖昧にだが伝えると、雪ノ下は何かを察したのか俺にすがるような目を向ける。

そして俺はその目をじっと見ていることはできなくて、また目を逸らしてしまった。


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