過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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594:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/31(月) 08:03:06.17 ID:HjDYW7MJo
頭の中はぐちゃぐちゃで、痛いほどに心臓が煩くて、体の力が抜けそうだったけどなんとか堪える。部屋の中は不穏どころじゃなくて喧嘩になりそうな感じだ。このままじゃいけない。
「ゆ、結衣先輩っ、これ、まずくないですかっ?」
いろはちゃんにも今の会話は聞こえたみたいで、囁き声だったけど焦りが伝わってきた。
「だね、行こう」
いろはちゃんに頷いてから扉を勢いよく開ける。ヒッキーと隼人くんは拳を握り、至近距離で睨み合っていた。冷たい憎悪と怒りの入り交じった視線がぶつかり合う。
「ちょっ、先輩たち、何やってるんですか!?」
「ひ、ヒッキー!ダメだよ!」
二人の間にいろはちゃんと割り込んで、肩を押さえて強引に距離を離す。あたしたちの力でもなんとかなるぐらいだったけど、二人は離れても睨み合ったままだった。
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