過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
1- 20
600:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/31(月) 08:08:06.13 ID:HjDYW7MJo
「いいから、ヒッキー。はい」

由比ヶ浜は俺の袖を掴んでポケットから引っ張り出すと、力の入っていない俺の手を支えるようにして葉山へ向ける。葉山は葉山で気乗りしないのか、困ったような顔を由比ヶ浜へ向けたままだ。

「あーもう、葉山先輩も、はいっ」

業を煮やした一色が葉山の手を俺と同じように無理矢理動かし、大層な介護の末、嫌がる男同士の握手が交わされることとなった。

「これで仲直り、ね!」

「もー、この大変なときに生徒会で内輪揉めとか勘弁ですよ……。仲良くしてください、二人とも」

由比ヶ浜と一色の顔から悲しみと恐怖の色が消えたのを見て、気持ちの悪い葉山との握手も無駄じゃなかったと思えた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
958Res/569.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice