過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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642:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/06(日) 16:38:38.33 ID:Sv+8YbD5o
「責任も取らず、決定的には何も選ばず結果だけ得るなんて、そんな虫のいい話はないよ。そんなことをしたって後には罪悪感しか残らない。あのときああしておけば、こうしておけばってね」

葉山は唇を噛み締めながら目を伏せ、まるで自らがそう後悔しているかのような顔をしていた。

だが、すっと顔をあげて目を見開き、迷いのない表情で前を向いた。

「わかりやすく言おうか。俺たちを君たちの失敗に巻き込まないでくれ。こんな会議、時間の無駄だ」

会議室は時が止まったかのように静寂に包まれた。

調和を重んじ、いつも温厚で柔和な葉山がそうしたことが、より一層皆の動揺を誘った。故に、同じ言葉であっても他の誰が話すより効果的であったのだろう。


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