過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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680:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/16(水) 00:42:10.40 ID:+XNzEMtGo
「うん、バイバイ比企谷」

気まぐれに点いた街灯に照らされた折本の別れの顔は、打算や裏など微塵も感じさせない、屈託のない笑顔だった。

振り返ってペダルを漕ごうとすると、後ろから呼び止められる。

「あ、言うの忘れるとこだった。私、比企谷の好きな子、わかっちゃったかも」

「……エスパーか、お前は。言うなよ?」

本当に当てられているかはどうでもよかったが、疑ってばかりのどうしようもない俺が、折本のその言葉は疑う気にならなかった。なんとなく当てられているんじゃないかという気がした。

「言うわけないじゃん。応援してほしかったら手伝うけど?」

「いらん。自分でなんとかするからいい」


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