過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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736:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/25(金) 00:13:33.54 ID:vhSqVbECo
二人だけで完結しそうな会話に慌てて割り込む。
「なんでって、これからも三人でいられたらいいなって思うの、変かな」
「違う、そうじゃない。それは俺も同じだ」
「だったら、私はこのままでも……」
「……駄目だ、そんなの。どうしたんだよ、雪ノ下。お前が俺に教えてくれたんじゃないのか」
俺は修学旅行で自身の胸の奥で理解しつつあった他人の想いから目を逸らしたくて、変えてしまうことを恐れ、失うことに怯え、うわべだけの馴れ合いに意味を求めた。
その後の生徒会長選挙での彼女の行動は、そんな俺を否定しようとしていたのだと思っていた。
「……前も、言ったでしょう。私に人を責める資格なんかなかったって。……それは、私も同じだったから。比企谷君の気持ちがわかってしまったから」
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