過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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779:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/02(金) 12:44:21.96 ID:eNgRSOWAO
わかるのは、俺が思いを告げると話したことで二人の関係も変化するかもしれないということだけだ。
二人の間に俺が入ることはできないし、彼女たちの考えを強制的に変えさせることもできない。
なら俺にできるのは、二人が俺と同じものを信じてくれるよう、同じ方向を見てくれているよう祈ることだけだ。
「……外で頭冷やしてくるわ。葉山と一色が戻ってくる頃にまた来る」
「ええ。……待ってるわ」
「またね、ヒッキー」
短い挨拶を交わす二人の目はもう潤んでいなかった。
「おお、また後で。…………その、本当に……ありがとな。戯言を聞いてもらって」
「お礼なんかいらないわ。それに、戯言なんかじゃない」
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