過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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811:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/07(水) 01:30:18.61 ID:aeWauGybo
空中廊下で一色と会話をしてから恐る恐る生徒会室に戻ると、雪ノ下と由比ヶ浜はいつものように俺を迎えてくれた。
二人の腫らした目だけがいつも通りじゃなかった。胸の痛みを飲み込んで、申し訳ないと心の中でだけ謝っておいた。
あれからどんな会話を交わしたのかは当然聞けず、向こうも話してくれなかったのでわからずじまいだ。
俺はあいつらのことをわかりたいけど、少なくとも今は、これはわからないままでいいんだと思う。こうしていつも通りでいてくれるなら、二人はそうすることを選んだということだ。
彼女たちに負担をかけているかもしれないのはわかっているが、そうせざるを得ない原因を作った俺が謝ったり気を使ったりするのは二人に失礼だ。
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