過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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846:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/07(水) 07:51:14.29 ID:aeWauGybo
まるで道化のような生き方を続けている俺にとって、その言葉はとても印象深かった。驚愕、衝撃、呆然、動転。いくつかの感情がない交ぜになった表現しにくいものが胸に去来した。

本物。

そんなもの、あるのだろうか。

そう思いつつも一笑に付すことなど決してできなかった。

彼の求める本物が何を指しているのかはわからない。ともすれば彼自身もわかっていないのかもしれない。

それでも、彼は求めたのだ。今、自身が持っていないと感ずるものを。まやかしや欺瞞ならいらないと。前に進みたいのだと。

そう考えることができる彼のことを羨ましく思う。

俺がそれを求めるには、必要なものを失いすぎた。本来ならば自分の持ち物ではないものを享受しすぎた。そしてそれを今さら手放すことなどできない。


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