過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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892:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/17(土) 16:50:33.56 ID:kAKMmD4ho
吹き付ける風は依然止まず、いくら身を寄せ合っていても寒いものは寒い。にも関わらず、俺たちは無言で雲が吐き出す息の残滓を眺め続けた。
あと何度、彼女達とこんな景色を見られるのだろうか。
いや、ここにある全ては今しか見られないのだ。俺たちはいつだって後戻りのできない今を過ごしている。
だから俺は、今を胸に刻もう。決して忘れることのないように。
「俺がこんな風にクリスマスを過ごせるとはなぁ……」
あまりの感慨に、吐くつもりのなかった感嘆の呟きが漏れる。失態だと気づいた時には既に、雪ノ下と由比ヶ浜が含みのある笑みを俺に向けていた
「自称ぼっちの比企谷君には刺激が強かったかしら?」
「ヒッキー、まだぼっちだって言うつもり?」
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