過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
1- 20
903:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/17(土) 17:01:52.87 ID:kAKMmD4ho
長い睫毛に雪がかかる。

掲げた手には、青い花。

開かれていた掌が閉じ、きゅっと握られる。

何かを掴もうとしたように見えた。

触れれば解けてしまう雪か。見えなくてもそこにある、届かない星か。

「今度は何食べようかー、ヒッキーは何がいい?」

知らず、見惚れていた。由比ヶ浜の声で我に返り、慌てて適当に思い付いた食べ物の名前を言うと、彼女は呆れたように微笑んだ。

気恥ずかしさに身を縮こまらせ、ポケットに手を突っ込んだところではたと気づく。

…………んん?スマホがねぇぞ。

やべぇどこ行った。あれがないと連絡どころじゃ……。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
958Res/569.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice