過去ログ - 【艦これ】神通「姉さん、朝ですよ!」川内「嫌だあああ起きたくない!」
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19:名無しNIPPER[saga]
2015/07/01(水) 00:00:14.92 ID:+srPNJQq0


 戦闘から十分しない間に川内の無線に通信が入る。

「こちら第三艦隊川内」

『こちら第一艦隊旗艦阿武隈です。叢雲ちゃんから応援任されたよ』

「助かるよ。お願いね」

『了解、合流するよ。そのまま進んで行って』

 川内達を取り囲むように阿武隈と第六駆逐隊の第一艦隊が陣形を取る。輪形陣の形だ。
 阿武隈が川内の隣に付いた状態で、帰投を開始する。

「川内ちゃんお疲れ様。こんな近海にも出たんだね」

「阿武隈も任務の帰りにお疲れ。驚いたよ」

「それで? そんなことになるまで川内ちゃんは何してたの?」

 表情は笑顔のままだが、声のトーンは少しだけ下がる。

「うへ、悪いけど説教は帰ってからじゃダメ……?」

「はぁ……大方検討はつくけどね。また駆逐艦の子に突っかかれて相手したのね」

「……阿武隈、エスパー?」

「でも相手にした事も、それで相手に奇襲された事も、軽巡じゃありえないと思うよ」

「うん、ごめん」

「川内ちゃん。まだ、それ続けるの?」

「阿武隈、話は帰ってからね」

 川内の表情が曇る。

「……後でちゃんと話してよ」

「あれから無事逃げ切れたらね」

「あれ?」

 川内の言葉に阿武隈が前を見ると、鎮守府がもうすぐそこで、出撃ドックで仁王立ちしている神通の姿が見えた。

「うわぁ……あれはかなりキてるよ……」

「今夜は寝かせてもらえないかもなぁ」

「ご愁傷様」

「他人事だと思って……はは」

 この後負傷した皐月と、念の為菊月と敷波の三人は入渠ドックに運ばれた。
 川内は返り血を浴びた姿のまま出撃ドックに正座させられ、皐月達がドックから出てくるまで神通の説教を受けていた。




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