過去ログ - 【艦これ】神通「姉さん、朝ですよ!」川内「嫌だあああ起きたくない!」
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38:名無しNIPPER[saga]
2015/07/04(土) 00:04:05.04 ID:2RLR/fRf0

 そんな事をいいつつも川内は提督の似た者という言葉に自分でも確かにと思ってしまっている事に気付いていた。
 そしてそれと同時に皐月が眩しくも見えているのが悔しかった。
 その時、叢雲は提督に一枚の書類を手渡す。

「はいこれ。サインね」

「ん。仕事が早くて助かる」

「お任せあれ」

 書類に軽く目を通すと、提督はサインを書き足した。
 そしてそれを川内の方に差し出した。

「ほれ」

「なにそれ」

 川内はソファから立ち上がると、提督から書類を受け取る。
 そこには第三水雷戦隊の正式配備指令が掛かれていた。しっかりと皐月の名前が書き足されて。

「ちょっと!」

「悪いけど、それ破り捨ててもいくらでも複製作ってあげるから。ストレス溜まってるならイタチごっこ付き合うわよ?」

「……アンタには適わないね、本当」

「あら、幾ら私でも軽巡相手に勝てるとは思ってないわよ」

「女狐」

「いいわねそれ。今度語尾にコンってつけようかしら。どう思う?」

 叢雲は提督に話を振った。当の提督は両手を上げながら「勘弁してくれ」と苦笑いしていた。
 そして川内と目を合わせると、少しだけにやけながらこう言った。

「これからお前が手を抜けばこいつらは沈む。でも、お前が普通にやればこいつらは生き残る。簡単だろ?」

 川内はため息をついた後。「やっぱりあんたのひねくれは叢雲から移ったのね」と言いながら執務室を後にした。
 扉の横の椅子に掛けてあった白いマフラーをひったくりながら。

「あの子、やっぱりひねくれてるわね」

「俺やお前の事言えないと思うんだがどう思う?」

「貴方程じゃないわよ。一緒にしたら可哀想」

「俺もお前には敵う気がしないよ」

「あら、素敵じゃない」




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