414: ◆jSMhOnCsDM[saga]
2015/09/06(日) 22:55:59.32 ID:aJOm8hlV0
不知火「もしジュウコンしたとして、一番豹変する可能性が高いのは誰かしら」
不知火「……考えるまでもない、か。あの三人はもはや豹変の余地がありません」
右手で摘まんで左手へ。
薬指。冷たい。指先に触れて、思わず引っ込める。
でもそれも一瞬のことで、すぐにまた続きを始めていた。
ちょうどいいサイズ。もしかすると不知火へのものなのだろうか?なら、なおさら問題はないはず。
そしてその輪が止まったとき、今まで抑え込んでいたものが一気に溢れだした。
長らく秘書を外され、放置気味にされていた孤独。
いつの間にか弾むようになった、神通さんと司令の声。
遊んでもらうと言って楽しそうにする夕立。
誘われて断るものの、結局は仕方なさそうに、どこか嬉しそうについていく暁の姿。
そうだ、ずっと我慢していた。自分のことなのに全く気が付かなかった。
まったく、誰がこんなものを作ったんだか。いい迷惑だ、本当に。
でも────────
不知火「丸く収まる方法は、一つしかありませんね」
でも、悪いわけじゃない。
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