117: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/07/11(土) 19:13:56.61 ID:IScWdwZ8O
確かに提督と加賀は、そこそこの結果を出していた。
しかしそれは戦闘ではなく、物資輸送の面においてだ。
提督の入念なルート選定によって接敵は少なく、物資はきちんと届いた。
運用コストが嵩み、砲撃も苦手な加賀を運用していけるのは提督の手腕によるものが大きい。
しかし、今は前線が拮抗している。
いくら仕事が出来るとは言え、新任の物資輸送担当官が艦娘を二人も得るのは特例と言えた。
馬鹿め、と一蹴されてもおかしくない要請。それが認可される。
東雲の個人的感情が介在している事は間違いないだろう。
……あるいはーー
加賀『流石です』
加賀はまるで自分のことのように嬉しそうだ。
提督『……だろ?
あとは待つだけだ……さ、訓練へ行ってこい。
俺は書類を済ませて作戦会議だ』
加賀『はい。ではまた、後ほど』
加賀はぺこりと一礼し、去っていった。
提督『行ったか。単純な娘だなぁ……
……しかし、イマイチ長官の真意が読めないのが不安か。
自分で要請しておいてなんだが……
これから前線送りか……?いや……』
うーん、と唸る。
提督『……やめだやめ。
考えても仕方のない事だ』
今は来るべき新たな部下の為に、下準備を済ませておかなくては。
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