202: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/07/25(土) 22:50:14.59 ID:qTZdPaYk0
しかし、提督は追撃の手を緩めない。
提督『腹が減っていたから気になったと』
赤城『……はい。
203: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/07/25(土) 22:51:53.32 ID:qTZdPaYk0
赤城『……仰っている意味がよくわかりません。
艦娘の夕食の時間はとうに過ぎた筈ですが』
提督『確かに夜食になるな。
一緒に食おうじゃないか』
204: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/07/25(土) 22:52:46.62 ID:qTZdPaYk0
提督『……何か疑っているようだが。
部下に必要な物を供給するのは当然の事だ。
修復やら身嗜みやらも、感謝される筋合いはない』
赤城『……』
205: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/07/25(土) 22:53:13.94 ID:qTZdPaYk0
埒があかん、と提督は加賀を呼ぶ。
提督『おい!加賀!
俺は外へ出る。鍵を掛けておくから、二人で食っとけ』
206: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/07/25(土) 22:55:04.18 ID:qTZdPaYk0
◇
数日後
207: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/07/25(土) 22:55:51.42 ID:qTZdPaYk0
提督『さて……』
提督はフェミニストでは無い。
ただ、可哀想だからと食事を与えているのでは無いのだ。
208: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/07/25(土) 22:57:00.28 ID:qTZdPaYk0
提督は少しずつ赤城の事が理解出来てきた。
加賀と比較して、赤城は警戒心が強い。
と同時に、適当な、耳障りの良い言葉をよく発する。
艦娘に学習能力が有るのは既知の事項であるが、酷い扱いを受けるとこうなるのだろうか。
209: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/07/25(土) 22:57:46.54 ID:qTZdPaYk0
◇
基地埠頭
210: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/07/25(土) 22:58:48.13 ID:qTZdPaYk0
提督『……で、だ。それが噂の艦載機か』
赤城『はい。建造当初から格納庫に入っておりました』
提督『……これ、エレベーターやらエルロンやらは動くのか』
211: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/07/25(土) 23:02:03.11 ID:qTZdPaYk0
しかし、数時間の後。
全く進展は無く。
提督『あー……ダメだなぁ』
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