253:名無しNIPPER[sage]
2015/07/31(金) 16:52:27.24 ID:b7iVLuI8O
早くパンパカパーンの話も見たいぜ
254: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/08/03(月) 21:47:08.12 ID:pZ2c0fHa0
◇
数ヶ月後、提督の自室にて。
255: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/08/03(月) 21:48:07.42 ID:pZ2c0fHa0
提督『……やれやれ、今日もまた1日が始まる……』
その後ろ姿を見送りながら、んー、と伸びをする提督。
赤城の艦載機訓練を始めてから、数ヶ月が経った。
256: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/08/03(月) 21:48:48.61 ID:pZ2c0fHa0
提督が、爽やかな朝に似つかわしくない顔で悩んでいると、再びノックが。
加賀だ。
提督の入れの声で入ってくる。
257: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/08/03(月) 21:51:25.54 ID:pZ2c0fHa0
あまりに健気な様子に、提督はふと不安になる。
提督『……疲労は無いか?どこか異常など……』
加賀『問題ありません』
258: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/08/03(月) 21:52:43.32 ID:pZ2c0fHa0
◇
ブリーフィングの後、加賀と輸送艦隊の出発を見送ると、時刻は既に昼を回っていた。
259: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/08/03(月) 21:53:10.78 ID:pZ2c0fHa0
提督『……それは仕方ない、か。
さて、俺もコーヒー飲みながら、仕事仕事……』
提督は人間の給餌からコーヒー付きの食事トレイを受け取り、独りごちながら食堂を後にしようとした。
260: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/08/03(月) 21:53:39.82 ID:pZ2c0fHa0
◇
変人。
それが、今の提督の、周囲からの評価であった。
261: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/08/03(月) 21:54:13.60 ID:pZ2c0fHa0
連日のように軍民問わず大量の被害が出ていた時代。
軍への志願など、自殺しに行くようなものであった。
故に、志願するのは深海棲艦に強い憎しみを抱き、これを滅さんとせん、意志のある人間ばかり。
提督の同期も、皆そうであった。
262: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/08/03(月) 21:54:52.11 ID:pZ2c0fHa0
提督『……まぁ、今気にしても仕方がない。
とにかく今は赤城だ』
小説を読ませ始めた影響だろうか。
海上で艦載機の実験を始めた頃から、赤城はほんのだが、少しずつ表情を見せるようになっていた。
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