273: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/08/03(月) 22:02:52.11 ID:pZ2c0fHa0
その問いに。
本来の、提督と出会う前の赤城ならば、いいえ、と即答できたであろう。
しかし、赤城は提督の元に来て数ヶ月が経つ。
その間、嘘を吐くなと提督に繰り返し指導されていた。
しかも、嫌そうだったから連れ出したなどと、訳の分からない事を言われた直後で。
結果としてスルッと言葉が出ず。
反射的に目を逸らしてしまう。
提督から逃れるように、目を泳がせて。
提督『……やはり、そうか』
その行動は、赤城の全てを物語っている。
提督は眉間を押さえ。
もう一度、深い溜息を吐いた。
赤城『ま……待って下さい!』
かなり狼狽して、取り繕おうとする赤城。
赤城『決してそのような事は!』
提督『……良い』
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