484: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/12/27(日) 00:39:03.61 ID:tpxx/i590
工務官『霰の方は大きな被害無し。
加賀の方は、左側頭部に着弾痕、左大腿部に裂傷、背部に熱傷ですね。
意識はハッキリしており、出血も問題は無いようです』
提督『……敵の眼前で右旋回でもしたのか』
485: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/12/27(日) 00:39:59.90 ID:tpxx/i590
提督『なんだ』
工務官『加賀本体は問題ありませんが、艤装の方が……』
提督『……見せてもらおう』
486: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/12/27(日) 00:40:36.20 ID:tpxx/i590
◇
工廠
487: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/12/27(日) 00:41:34.69 ID:tpxx/i590
提督『……そうか』
工務官『はっきり申しまして、修復にはかなり時間を要するでしょう。
完全に復元されるかも未知数です。
必要な資材も……』
488: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/12/27(日) 00:42:01.23 ID:tpxx/i590
提督『……これはマズイな……』
生きて帰ってきた。
それは良い。
想定していたよりも状況ははるかに厳しかったのだ。
489: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/12/27(日) 00:42:29.45 ID:tpxx/i590
◇
幹部会議中、船渠にて
490: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/12/27(日) 00:43:08.15 ID:tpxx/i590
はは、は……と乾いた笑いが三◯七司令の口から漏れる。
三◯七司令『それがなんだ……
加賀を曳航していたせいで時間が掛かっただけだと……?』
491: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/12/27(日) 00:43:52.99 ID:tpxx/i590
三◯七司令『……何とか言わんかぁぁあ!!』
三◯七司令は激昂する。
霰も頬を張られる。
492: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/12/27(日) 00:45:44.29 ID:tpxx/i590
霰『っ……』
呼吸が詰まる霰とは対照的に、三◯七司令は肩で息をしていた。
三◯七司令『……ハァ……ハァ……
493: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/12/27(日) 00:46:10.96 ID:tpxx/i590
三◯七司令『どいつもこいつも気持ち悪いんだよ……くそっ……』
霰『……』
三◯七司令『……何で……訓練通りに物事を出来ないんだ……』
494: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/12/27(日) 00:46:59.84 ID:tpxx/i590
◇
会議終了後、上司の部屋
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