682: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:25:09.84 ID:O1rXuCk8O
赤城《……与太話に耳を貸す必要は、ありませんね》
そんな余裕もありませんし、と。
そう考える赤城の掌には水平器が載っている。
赤城《……日常生活する分には、全く問題無いんですけど、ね》
ほう、と溜息をつく。
最初の数日こそ腕はぐらついたものの、今や腕がグラつくことが珍しい。
見つめる先で、小さな窓から覗く泡が僅かな腕の振動を伝えていた。
今、ある揺れは。
赤城《鼓動……》
生命の証だ。
赤城《……》
ーー生きねば。
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