690: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:31:21.36 ID:O1rXuCk8O
◇
その行為は何日も何日も連続し。
加速していく。
最早腕が下がる事は許せない。
腕が下がれば自分は死ぬのでは無いかとさえ思っていた。
何時しか、赤城は倒錯していたのだ。
死を恐れているのか、水平を渇望しているのか。
最早わからない。
わからないままに。
赤城は腕をもたげ続ける。
そして。
赤城は己に眠る事を許さなくなっていた。
執念とも呼ぶべき意思は、夜通し腕を水平に保ち続ける事を望んでいる。
赤城はただその意思に従うだけ。
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