694: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:35:27.24 ID:O1rXuCk8O
『?!……』
予期しなかった艦娘の反抗に、たじろぐ同期。
その驚きの表情は、次第に怒りへとその姿を変えて。
695: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:35:53.20 ID:O1rXuCk8O
赤城『……っ!』
殴られた頬が熱い。
だけど腕は水平のまま。
696: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:36:26.79 ID:O1rXuCk8O
『何を見てるんだっ……』
同期が掌の水平器に気付き、それを奪い取って投げ捨てた。
あっ、と声は出たが。
697: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:37:03.89 ID:O1rXuCk8O
赤城『ぁぐっ……』
鼻が砕け、血が止まらなくなる。
右目にもろに拳を当てられ、白目が真っ赤になる。
指先を殴られ、変な方向に指が曲がる。
698: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:37:33.14 ID:O1rXuCk8O
窓からの鮮烈な光によって、不気味な影が赤城自身に浮かび上がり。
『うお……うおおおおお!!』
得体の知れない闇を赤城の瞳の中に見た気がして、同期の恐怖はピークに達した。
699: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:38:08.10 ID:O1rXuCk8O
◇
その瞬間、赤城はありえない程に集中していた。
700: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:38:36.07 ID:O1rXuCk8O
そして、敢えて軸足の左足で小さく飛び、体幹の乱れを正し。
赤城《……》
赤城は左手と右足の二点を床について着地。
701: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:39:21.00 ID:O1rXuCk8O
『フゥッ……フ……うああ……』
荒い息と共に、同期は後退りし。
『い、いいい異常者め……!』
702: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:40:02.52 ID:O1rXuCk8O
◇
提督『……赤、城……?』
703:名無しNIPPER[sage]
2016/04/28(木) 23:40:32.28 ID:5fwOep/9O
シリアスなんだろうけど水平てギャグにしか見えんな
前に習え!をやってるわけだろ?
704: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:40:35.77 ID:O1rXuCk8O
提督『……』
赤城の挙動が異常なのは把握している。
しかし、提督は赤城の力になる術を持っていなかった。
この嵐では、海上の個人的な訓練は許可が下りない。
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