過去ログ - 【艦これ】那智「皆に慕われる提督」
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130: ◆aKZmxL4TCc[saga]
2015/07/14(火) 21:55:50.16 ID:NTQ/Mim70
深海棲艦の鎮守府にある、四角い風呂がいくつも並んでいる入渠ドックのような場所。そこは‶治癒処‶と呼ばれている。
その中にある、明るい緑色の液体に満たされた一つの風呂に深海提督は浸かっていた。
深海提督「……………………………」
深海提督は、浸かりながら先ほどまでの戦いの事を思い出していた。最後に深海提督は、那智の砲撃と提督の不意打ちによって深手を負ってしまった。
今は、その傷を癒しているのだ。
装甲空母姫「提督」
どこからともなく現れたのは、装甲空母姫だった。しょんぼりとした表情を浮かべている。
深海提督「………空姫か…」
装甲空母姫「ひどいケガね…」
深海提督「…ああ、直すのには相当な時間がかかるだろう」
装甲空母姫「……貴方ほどの人が、そんな傷を負うなんてね」
深海提督「………………………………」
正直なところ、深海提督には提督の不意打ちが読めていた。右目の電探で、感知する事はできていた。しかし、それでも深海提督は避けられなかった。
なぜ、深海提督は避けなかったのか、その理由がわからない。
装甲空母姫「……実は私達は、貴方の戦いを見ていたのよ」
深海提督「…そうか…」
装甲空母姫「みんな、貴方の闘う姿が見てみたい、って言っていたから…」
深海提督「皆、好奇心旺盛なんだな…」
深海提督がそんな冗談を言うと、装甲空母姫は少し悲しげな表情を浮かべる。
装甲空母姫「…私達が、貴方の事を利用していたって事、気づいていたの…?」
深海提督「……ああ」
けど、と深海提督は続ける。
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