過去ログ - 【艦これ】那智「皆に慕われる提督」
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33: ◆aKZmxL4TCc[saga]
2015/07/03(金) 22:21:17.12 ID:WM+Xu6p70
那智「恐らく……深海棲艦達もこの鎮守府を襲撃するまでの力を持ってはいないのであろうか…?他の鎮守府とこの鎮守府の戦果の差はそれなりにある。

   その差を埋めるほどの力が、深海棲艦には無い…それが私の考えだ」

提督「なるほど……うん、確かに俺もそう思う」

那智「それより…糸魚川鎮守府の司令官の事は、その…残念だな…」

提督「ああ…本当に…ちくしょう」

 提督は、目に浮かんだ涙を拭って、他の書類にも目を向ける。その提督の様子を見て、那智は唇を噛む。

那智(他の司令官が死んでも、その罪を悔やむ暇もない。この戦いは、それほどまでに激化しているのか…)

 那智がそう思っている傍らで、提督が書類を見ていると、一枚の書類が目に留まった。

提督「ん?」

那智「どうかしたのか?」

 那智も気になって、その書類を覗き込む。その書類には『招集命令』、そしてその書類の一文にはこう書かれていた。


『小田原第拾陸鎮守府提督とその秘書艦は、○月×日に海軍本部へ来るように』


 小田原第拾陸鎮守府とは、この鎮守府の事である。そして、この書類上に他の鎮守府の名前も、他の鎮守府の提督が来ると言う事も、書かれてはいない。

つまり、この書類はこの鎮守府にだけ送られてきたものと言う事だ。

那智「司令官、これは…」

提督「分からない……」

 その理由は、この書類には明記されていなかった。それゆえ、那智と提督は海軍本部へ行く日までの2日間、なぜあのような書類が来たのかもわからず、

過ごす事とになった。

 そして、この書類が来た2日後から、深海棲艦との本当の戦いが幕を開ける事になる。


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