19: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/08/10(月) 04:39:36.78 ID:yyMNkMTx0
春。
N女子大学入学式の数日前。
寮の一室に琴吹紬と中野梓はいた。
「それで、梓ちゃん、本当によかったの? 唯ちゃん達と同じ寮じゃなくて」
「はい」
「エアコンもついてないよ?」
「かまいません」
「でも、憂ちゃんや純ちゃんもあっちの寮にしたのに」
「ムギ先輩があちらの寮を出たときには決めていましたから」
「そう? 梓ちゃんがいいならいいんだけど……」
紬が諦めたように一つため息をつくと、笑みがもれた。
というのも先程から紬はできるだけ感情を表に出さないように努めていたのだ。
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