過去ログ - 高垣楓「Sea Is A Lady」
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9: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/07/01(水) 18:51:46.73 ID:LvbKK3q50

 私は熱に、浮かされている。
 それはきっと、昼の残滓だけでなく。目の前のトロピカルカクテルだけでなく。

楓「Pさんはプロデューサーで、私はアイドルで」

楓「それは、いつだってどこだって、変わらないもので」

楓「でも、それがたまらなく苦しいこと、あるんです」

P「……ちょっ」

 夕闇がそばまで、近づいている。
 私は彼を、見つめる。

楓「あなたと、逃げてしまいたい。そう思うんです」

P「……」

 Pさんはなにも言えず。私はただ、目を伏せた。

楓「無理だというのは、分かってます。でもそんな衝動、感じるんですよ」

楓「だけど衝動のままに逃げたら、この海の女神に嫉妬されそうで。そう思いません?」

P「……楓さん」



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