過去ログ - 万里花を愛でるニセコイSS「モウドク」
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12:名無しNIPPER
2015/07/02(木) 00:24:32.78 ID:Hi1Nl0Jz0
「一度それを知ってしまえば、もう二度と元に戻ることはできません。愛する人のためならば、どんなことだってできる。愛する人のためにこそ、生きる意味がある。胸は焦がれ、その身は震え、その愛を失うようなことになれば、きっと呼吸をすることだってできなくなってしまう……」

少しだけ芝居がかかった様子に照れたのか、くすりと笑う万里花。

「……なんて、そんな風になってしまうものなのですわ。それにフグの毒もそうですけれど、愛にも特効薬はありませんから」

ですから、と呟いて。

「こうして楽様と一緒に過ごして、少しでも楽様分を補給しませんと、ね?」

ぎゅっと楽に抱きついてくる万里花。

結局のところ冗談めかして茶化されたようで、楽はただ照れるばかりでロクに反応もできない。
何しろ自分は愛どころか、恋のことさえさっぱり理解できていないのだから。


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