過去ログ - エリウッド「ヘクトル! 久しぶりだな!!」
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20:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 20:10:50.29 ID:8VcMdnaT0

エルク「実はね、ボクは魔導軍将の座を降りようと思うんだ」

セシリア「!?」

エルク「そして次の魔導軍将を、セシリア、キミに任せたい」

セシリア「!!??」

エルク「キミなら適任だ。ボクはそう思ってる」

セシリア「お、お待ちください! 私が魔導軍将など……荷が重すぎます!」

エルク「ダグラス将軍の承認は得ている」

セシリア「なっ……ダグラス将軍が、私が魔導軍将に就いてもよい、と?」

エルク「ああ。国王陛下もダグラス将軍の口添えがあれば納得するだろう」

セシリア「そんな、私など、エルク将軍の足元にも及びません」

エルク「ボクも最初に魔導軍将に任命されたときは……っていうか今でもパント様の足元にも及ばないって思ってるよ」

セシリア「それに、私は女ですし……」

エルク「実力があれば性別は関係ない。リキア諸国の聖騎士にもベルンの竜騎士にも女性はいるだろう?」

セシリア「その実力だって私には……」

エルク「キミの真のチカラはその指揮能力にある。それは組織の上に立つ者としては必要なスキルだ。
    それに、魔導のチカラだって他の者に遅れを取っていない。まだまだ伸び代もあるように思えるしね」

セシリア「……そもそも、なぜ魔導軍将の座を降りるのですか?」

エルク「……プリシラだけに子育てを任せるのはいかがなものかと思ってね。研究の方に精を出そうと思うんだ。
    思えばパント様もクレイン様が産まれるころに魔導軍将の座を降りていたし、ボクもちょうどいい頃合いさ」

セシリア「……」

エルク「……キミがどうしても嫌だって言うのであれば、他の者を立てるが……」

セシリア「……いえ、不肖セシリア、謹んで魔導軍将の地位を拝命いたします」

エルク「! そうか! 受けてくれるか!」

セシリア「ええ。そこまで言われては退けません。ですが、私を魔導軍将の地位まで押し上げたこと、後悔いたしませんように」




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