過去ログ - 【艦これ】キスから始まる提督業! @巻下【ラノベSS】
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43: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/04(土) 23:13:52.65 ID:QIwv2Dbao
僕と瑞鶴さんは海域の外へ逃げようとする空母ヲ級を追う。

空母ヲ級は舞鶴鎮守府を攻撃する深海棲艦たちと合流することもせずに、奴らを見捨ててひたすら逃げる。

手傷を負っているとは思えないほどの俊敏な動きだ。
以下略



44: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/04(土) 23:15:12.49 ID:QIwv2Dbao
慎重に、確実に。

空母ヲ級はもう、味方と合流することも出来ずに逃げるしかないのだから。

逃げる奴の背中を目で追いかけるうちに、そんなことを考えて。
以下略



45: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/04(土) 23:18:32.47 ID:QIwv2Dbao
僕らの背後に陣取っている佐世保艦隊を取り巻く深海棲艦はそう、見捨てるしかないだろう。

手負いの奴が僕たちを突破して合流を図る策は現実的じゃあないからだ。


以下略



46: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/04(土) 23:19:17.83 ID:QIwv2Dbao
敵味方が入り乱れて混乱することを嫌った?そうじゃないだろう。

共食いすら平気でする連中が、ここにきて同士打ちを恐るとは思えない。


以下略



47: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/04(土) 23:20:10.37 ID:QIwv2Dbao
(今…)

「どうしたの、提督?」


以下略



48: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/04(土) 23:21:30.48 ID:QIwv2Dbao
先ほどの、空隙をついた彗星の一撃。

あの一撃が決まったのは、そう。瑞鶴さんの攻撃は天山が最後だと、敵が思い込んだからだ。

そしてあの一撃が僕たちの勝利を確定させたからこそ今の状況がある。
以下略



49: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/04(土) 23:23:59.77 ID:QIwv2Dbao
「あっ、また」


空母ヲ級が再び僕たちの方をみて、そして今度はそれだけじゃない。

以下略



50: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/04(土) 23:27:01.63 ID:QIwv2Dbao
(瑞鶴さん!)

「何よ、これ!」


以下略



51: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/04(土) 23:28:17.06 ID:QIwv2Dbao
駆逐イ級迎撃のために、瑞鶴さんは残った艦載機を全て発艦させてしまった。

再び空母ヲ級を攻撃するためには、展開したそれらを回収して再び矢を番えなければならない。


以下略



52: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/04(土) 23:31:57.98 ID:QIwv2Dbao
駄目だ、取り逃がしたか。

…と、僕は内心で奴を仕留めるのを諦めたというのに。


以下略



53: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/04(土) 23:34:13.80 ID:QIwv2Dbao
駆逐イ級の突撃を躱すために跳躍した瑞鶴さんは、その勢いを殺すことなく空母ヲ級へと迫る。

自分が展開しきった艦載機になど目もくれず、ただ敵を逃がさんと。


以下略



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