過去ログ - 【艦これ】キスから始まる提督業! @巻下【ラノベSS】
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63: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 11:22:42.82 ID:v4pUu0Tbo
カツ、カツ、カツ。


『ミカサ』へと帰還した翔鶴さんは負傷した赤城さんと加賀さんの手当へ。

以下略



64: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 11:24:10.62 ID:v4pUu0Tbo
そう、だからこの部屋には今、誰もいないはずなのだ。

横須賀鎮守府の僕らのために割り当てられたこの部屋には、誰も。


以下略



65: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 11:25:33.39 ID:v4pUu0Tbo
コンコン。


自分の部屋に入るためにノックする、この滑稽さはなんだろう?

以下略



66: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 11:26:36.19 ID:v4pUu0Tbo
メイドの少女は、まるで僕がここへ来るのを待っていたと言わんばかりに…。

白い付け袖から伸びる小さな指で、スカートの裾をちょこんと摘んでみせる。

そこから優美な仕草で片足を引いた完璧な淑女の礼を見せられて、僕はしばし言葉を失った。
以下略



67: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 11:28:24.13 ID:v4pUu0Tbo
「あなたのおかげで大勝利ね。おめでとう」

「僕だけの成果じゃないよ。みんなが良く頑張ってくれたから」


以下略



68: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 11:29:34.65 ID:v4pUu0Tbo
僕との掛け合いが、よほど面白かったのだろうか。

メイドの少女が紅耀石の瞳をすっと細めて、口元から上品な微笑が漏らす。

それから首を傾げて彼女の腰まで伸びる長い長い金色の髪が、妖しく揺れた。
以下略



69: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 11:32:21.91 ID:v4pUu0Tbo
いいだろう、乗ってあげるよ。どうせそのためにここへ来たんだからから。


「前に、瑞鶴さんが爆撃の練習で怪我をしてしまったことがあるんだ」

以下略



70: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 11:33:35.38 ID:v4pUu0Tbo
そこでまた更なる事件を起こしちゃったことは今、言わないでおく。

人間の僕にはものすごく大事に見えたんだけどね、と前置きして。


以下略



71: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 11:34:33.61 ID:v4pUu0Tbo
「ところで」


何故僕がこんな恥ずかしい失敗を思い出しているのか。

以下略



72: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 11:35:34.92 ID:v4pUu0Tbo
「君は普段お屋敷で、大提督の世話を一手に任されていると言った」


―給仕に身支度、掃除や料理、皿洗いなんかも、全部君一人が?

以下略



73: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 11:36:40.17 ID:v4pUu0Tbo
さて、このメイドの…メイドのフリをした少女は、まだ戯れを続けるのだろうか。

僕は固唾を飲んで少女の機嫌の行く末をただ見守る。


以下略



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