過去ログ - 【艦これ】キスから始まる提督業! @巻下【ラノベSS】
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92: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 14:45:47.64 ID:v4pUu0Tbo
赤城、加賀、翔鶴、瑞鶴…そして他の鎮守府のみんなの名前を思い浮かべる。

それは彼女たちの名前でもあると同時に、かつてあの戦争で活躍した軍艦の名前でもある。

艦娘によっては、軍艦時代の影響を強く受けている様子も見受けられるけれど…。
以下略



93: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 14:48:33.44 ID:v4pUu0Tbo
「艦娘として生まれる瞬間、呼ばれた気がしたの」

「ほんとうよ?」


以下略



94: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 14:49:42.56 ID:v4pUu0Tbo
そんな、子供みたいなワガママを明かした三笠に苦笑する。

この国のトップたちがそんな事でてんてこまいだったなんて…なんて痛快なんだろう。


以下略



95: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 14:50:35.50 ID:v4pUu0Tbo
「ちっとも自由なんかじゃないわ」

「だって私は、この『ミカサ』から放れられないんだもの」


以下略



96: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 14:51:17.79 ID:v4pUu0Tbo
「だからね、三笠は」

「本当はこの戦いで沈んでしまっても良かったと思っているのよ?」

「な、ん…!?」
以下略



97: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 14:53:56.21 ID:v4pUu0Tbo
三笠が未知の補給艦の存在を大提督に知らせなかった理由が、それでやっと分かる。

うぬぼれではなく事実として、今日僕が深海棲艦側の戦略に気がつかなかったら。


以下略



98: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 14:56:07.87 ID:v4pUu0Tbo
絶句する。

この少女は、自分の命を軽く見積りすぎている。

それはなんて危うくて、なんて際どい存在なのだろう?
以下略



99: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 14:57:24.64 ID:v4pUu0Tbo
今回の人間たちの無様な戦い方を、一番間近で見ていたこの少女は。

僕たちを乗せて戦いに赴くことに、嫌気がさしていたのだろうか。

全てを台無しにして、リセットしたいと思うほどに。
以下略



100: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 14:58:04.49 ID:v4pUu0Tbo
「だって沈んじゃったら、提督さまともう会えなくなるかもしれないんだもの」


自分の命を大切にするには、いささかずれた理由も添えて。

以下略



101: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 14:59:20.69 ID:v4pUu0Tbo
そうだね、と返事をして僕はことばを紡いでいく。

これは契約。僕が彼女を、瑞鶴さんたち鎮守府の艦娘と同じように扱うという契約だ。


以下略



102: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/07/05(日) 15:01:07.14 ID:v4pUu0Tbo
「そしてその鍵を握るのは三笠、君だ」

「これからも、僕を…僕たちを助けて欲しい」


以下略



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