過去ログ - 【安価&コンマ】あかり「艦娘?」扶桑「その12」【ゆるゆり×艦これ】
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565: ◆aIl2cyLheeQT[saga]
2015/07/22(水) 22:00:30.00 ID:ljCcD41do
妖精(猫吊るし)「先ずはじめに言っておきましょう。タイムパラドックスは起きなかったわけではありません」

妖精(猫吊るし)「あの世界での出来事は全てなかったことになりました」

あかり「そう、なんだ。でも、それじゃあなんであかり達にその記憶があるの?」

妖精(猫吊るし)「艦娘側については、元々私達が対策を講じていたんです」

あかり「えっ、こうなるかもしれないってわかってたの?」

妖精(猫吊るし)「いえ、本当は万が一轟沈してしまった場合の対策だったのですが」

叢雲「前に言ったでしょ? 私達は分霊、元々の神霊の魂から分けられたものだって」

あかり「うん。だから同じ叢雲ちゃんでもあかりの叢雲ちゃんや、ちなつちゃんの叢雲ちゃんがいるんだって」

叢雲「誰があんたの叢雲よ!」

あかり「ええっ、前にそう呼ぼうって決めたじゃない」

叢雲「そ、そんなこともあったかしら」

妖精(猫吊るし)「話を戻しましょう。分霊というのはその分けられた神霊の魂のこともいうのですが、分けた魂を別の神社に奉る行為、儀式のことでもあるんです」

あかり「えっと、どういうこと?」

叢雲「つまり、別の神社に奉られてる神霊の分霊を、別の神社の神様として奉るってことよ」

妖精(猫吊るし)「もし轟沈してしまえば叢雲さん達は神霊の元に返ってしまいます。その場合、また再び建造なりして出あったとしても分霊としての記憶は全てなくなってしまった、別人が生まれてしまうんです」

妖精(猫吊るし)「そんなのは提督も艦娘も辛いだけです。なので私達はそれぞれの鎮守府の艦娘達を、鎮守府の降霊装置に分霊したんです」

妖精(猫吊るし)「そうすることによって、叢雲さんは大本の神霊『叢雲』から独立した、いわば、別の神様になったというわけです」

あかり「う〜ん、よくわからないけどとりあえず叢雲ちゃんは叢雲ちゃんだってことなんだね」

叢雲「理解を放棄したわね。まあ、別に理屈を知る必要はないわ。そういうことだもの」

妖精(猫吊るし)「ときどき艦娘の検診だとか言って色々やってたでしょう? ほら、歳納提督の第六駆逐隊とはじめて会ったときとか」

あかり「ああ、そういえばたまにやってたね。もしかしてそのときに分霊っていうのをしてたの?」

妖精(猫吊るし)「そうなんです。陽炎さんと朝潮さんの分は提督たちが出撃なさっている間に済ませておきましたからね」

あかり「よかったぁ、二人がいなかったらどうしようって思ってたよぉ」

妖精(猫吊るし)「それで私達はあの世界が全てなかったことになってしまう寸前に、それぞれの降霊装置を持って過去に飛んだんです」

あかり「えっ、過去に?」

妖精(猫吊るし)「そうです。そして、西垣先生にその降霊装置を渡し、全てのことのあらましを伝えました」

あかり「先生があっちの世界に行ったことはなかったことにならなかったの?」

妖精(猫吊るし)「そうですよ。だって西垣先生があの世界に行ったことが全ての事のはじまりなんですから」

叢雲「元凶に責任を取らせたってわけね」


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