98:名無しNIPPER[saga]
2015/07/06(月) 18:41:31.41 ID:en5DTFqjo
おやじ「まぁ、言いたいことは分かった。準備をしておく。これで良いんだな?」
お姉さん「お手数をお掛けします」
おやじ「心にもないことを」
絵里「えっ!? おやじさん、何をするつもりなんですか?」
おやじ「故郷の知り合いから道具を送ってもらう。都会の奴はそういう道具、持ってないだろ?」
お姉さん「おやじさんは秋田の出身だから、大雪は慣れているんだよ」
おやじ「まぁな。馴染みの奴に声をかければ、必要な分のシャベルは揃うだろうよ」
絵里「なんだか、申し訳ありません」
おやじ「いや、大したことじゃないさ。それにこの嬢ちゃんに恩を売っておけば、後で得しそうだしな」
お姉さん「うっ……」
希「でも、今の段階じゃ、大雪のことを言っても信じてもらえないんじゃないんですか?」
おやじ「信じてもらう必要はないさ。ただ道具を送れって言えば、送ってくれる」
お姉さん「流石、人望のおやじさん!」ヨッ
おやじ「調子良いこと言いやがって。まぁ、これで当日の嬢ちゃんたちの不安が一つ消えるんだったら、安いもんだ」
希「……ありがとうございます。おやじさん」
おやじ「なあに、常連にはサービスするもんだろ?」
【いつもおやじさんは優しい。私は、ずっと前からそれを知っている】
続
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