過去ログ - 【安達としまむら SS】誰かさんと思い出になる日
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10: ◆HFIoP6CH8U[saga]
2015/07/03(金) 19:02:27.19 ID:8OVilpDLO



『問題です。明日は何の日でしょうか?』
という、珍しく届いた安達からのメールを眺めながら、わたしは首をかしげた。

「明日、ねぇ……?」

同じ携帯の画面でカレンダーを確認しても、明日は何の変哲も無いただの平日である。

もうあと数時間で訪れるこの日に、一体何があるのだろう。

祝日でないとすると誰かの誕生日とかなのかなと、とりあえずの当たりをつけてみる。

まぁ誰かしらの誕生日ではあるんだろうけど、安達から訊かれたという一点でピンとくる人物は一人もいなかった。

わたしも安達も有名人とかにはそう詳しくないし、話題に出したこともなかったはずだ。

とすると、なんだろう。
「…………うーむ」


しばし考えたが、やはりというか思いつかない。

そもそも、わたしが今いる二階のこの勉強部屋は、今夜も扇風機程度では補いきれないほど蒸し暑く、
何かを考えるには不向きなのだ。


夏休みも終わって、もう二学期は始まっているというのに、ここの空気はいつまで蒸し暑いつもりなのだ。

もしかしてわたしが夏休みの課題を終えるのを待ってくれているのかな、なんて、そんなわけないかとひとりごちる。

さっさと涼しくなればいいのに。




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