過去ログ - 【安達としまむら SS】誰かさんと思い出になる日
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11: ◆HFIoP6CH8U[saga]
2015/07/03(金) 19:04:20.28 ID:8OVilpDLO

閑話休題。と心の中でつぶやいて安達のメールへと意識を戻す。

文章を眺めて、どういう意味なのだろうかと繰り返しそれを頭の中で反芻する。

「まぁまぁ、安達なりにユーモアを凝らした文章なんだろうな……」
最初に抱いた感想はそんなところだった。

そしてそれ以上の何かを思いつくことはついになく、あっさりとわたしは考えることを放棄した。

いつまでも答えの出ない問題に取り組めるほどわたしは辛抱強くはない。
ということで、さっさと降参のメールを安達に送る。


『降参、答えを教えてたもれ』

うだる暑さに気圧されて、つい文章が公家っぽくなった。

知識としては妹と一緒に観ていたNHKの某アニメくらいのものしかない。
最近妹はそういうのは観なくなって、その代わりにヤシロが私の足の間に収まっていることが多くなった。

あと、安達も

「……………ふぁ」


そんな余計なことを考えてしまえるくらいに、安達からの返信は遅かった。

ただ答えを提示するだけなのに、安達は何を勿体ぶっているのだろうと、少々訝しむ。


それとも、クイズっぽく冗談めかしてはいたけど、実は大事な話だったりするのかな、安達にとっては。

わたし的には再三申した通り、何の思い当たる節はないというのに。




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