過去ログ - 電ですが、鎮守府の空気が最悪なのです
1- 20
121: ◆hJ5a7d.jWc
2015/07/12(日) 01:33:55.61 ID:fZL9PryM0
ミスは必ずあったはずです。那珂ちゃんのように、解体し忘れた艦娘だってきっといたはずです。

逆に、間違って解体してしまった艦娘がいたって、なんの不思議もありません。

同名艦のいない艦娘を誤って解体してしまったかもしれません。
以下略



122: ◆hJ5a7d.jWc
2015/07/12(日) 01:34:34.31 ID:fZL9PryM0
霞『今日は遠征でしょ? ほら、早く準備しなさい! あんたが旗艦なんでしょ!』

霞『失敗したからって、気にすることないわよ、電! こんなの、提督の作戦が悪いんだから!』

霞『なに、怒られたの? あのクズ提督! 絶対許さないわ! 電にひどいこと言うなんて!』
以下略



123: ◆hJ5a7d.jWc
2015/07/12(日) 01:35:09.50 ID:fZL9PryM0



霞『電は絶対私が守るわ! あんたは私の・・・・・・友達なんだから!』

以下略



124: ◆hJ5a7d.jWc
2015/07/12(日) 01:35:36.18 ID:fZL9PryM0
電「ああっ・・・・・・あ、あぁあああああっ!」

押し寄せるように涙が溢れてきて、立っていられません。悲しくて、悔しくて、声を上げて泣きました。

どうして今まで気づかなかったのでしょう。私は、大切な友達が解体されてしまったことに、今の今まで気づかなかったのです。
以下略



125: ◆hJ5a7d.jWc
2015/07/12(日) 01:36:07.38 ID:fZL9PryM0
霞ちゃんは、あの扉をくぐるとき、何を思っていたのでしょうか。きっと怖かったでしょう。悲しかったでしょう。私のことを憎んだかもしれません。

せめて、謝りたい。だけど霞ちゃんはもう、永遠に戻ってこないのです。

泣いたってどうしようもありません。だけど、私にはもう泣くことしかできません。それがたまらなく悔しいのです。
以下略



126: ◆hJ5a7d.jWc
2015/07/12(日) 01:36:41.21 ID:fZL9PryM0
霞「ねえ・・・・・・あんた、どうしたのよ。どっか痛いの?」

電「ひっ、ひっく、あぅうう・・・・・・え?」

霞「ほら、これ使いなさい。ひどい顔よ」
以下略



127: ◆hJ5a7d.jWc
2015/07/12(日) 01:37:18.46 ID:fZL9PryM0

霞「あんた、どこに行く途中? 何なら、送って行ってあげてもいいけど」

電「あ、ありがとうございます。でも、もう平気ですから。1人で行けます」

以下略



128: ◆hJ5a7d.jWc
2015/07/12(日) 01:37:48.48 ID:fZL9PryM0
その瞬間、どうしようもなく寂しくなりました。まるで、大切な友達を、もう一度失ってしまうような・・・・・・

たまらなくなって、私はまたその背中を追いかけました。

電「あっ・・・・・・あの、霞さん」
以下略



129: ◆hJ5a7d.jWc
2015/07/12(日) 01:38:38.47 ID:fZL9PryM0
霞「何よ、やっぱり付き添ったほうがいいの?」

電「いえ。あの・・・・・・急にこんなこと言われて、気持ち悪いかもしれないですけれど」

霞ちゃんは訝しげに私を見つめます。その眼差しは、私と初めて会った時のように冷たくて、それがぎりりと胸を締め付けました。
以下略



130: ◆hJ5a7d.jWc
2015/07/12(日) 01:39:10.70 ID:fZL9PryM0
霞「・・・・・・はあ?」

電「で、できたらでいいです。嫌なら別に・・・・・・」

電「私、秘書艦をしていて、ほかの駆逐艦のお友達、全然いなくて・・・・・・すごく寂しいのです」
以下略



131: ◆hJ5a7d.jWc
2015/07/12(日) 01:39:41.32 ID:fZL9PryM0
霞「ちょっと、顔を上げなさいよ。それ、人に頼み事をする態度じゃないわよ」

電「ご、ごめんなさいなのです」

霞ちゃんに怒られて、おそるおそる顔を上げます。そこには私の事を知らない霞ちゃんがいます。
以下略



1002Res/542.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice