過去ログ - 電ですが、鎮守府の空気が最悪なのです
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199: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:47:13.18 ID:sLS4dz7v0
隼鷹さんは誰とでも話しますが、どちらかと言えば話してて楽しい人と話します。

人と話さない期間が長引いた伊勢さんは、会話の受け答えが下手になり、話を求められればオチもヤマもない話をするようになりました。

そのため、「話してもつまらない」と判断され、隼鷹さんにさえほとんど話しかけられなくなってしまいます。
以下略



200: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:47:57.99 ID:sLS4dz7v0
実は最初に乾杯したときまで、伊勢さんは近くに座っていました。

扶桑さんの乾杯の音頭に合わせるタイミングを失い、話にも入って行けず、伊勢さんはひっそりとその場から離れていきました。

その1人で飲んでいる姿があまりにもかわいそうで、かわいそうで・・・・・・とても放ってはおけませんでした。


201: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:49:40.07 ID:sLS4dz7v0
伊勢「・・・・・・はあ。でも、こういうのは辛いな。みんなと全然うまく打ち解けられなくて・・・・・・」

電「その・・・・・・きっと、頑張っていれば皆さんも認めてくれると思うのです」

伊勢「そうかな? 今もけっこう頑張ってるつもりなんだけどね」
以下略



202: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:50:13.18 ID:sLS4dz7v0
伊勢「やっぱり・・・・・・日向がいないと私はダメなのかな」

電「日向さん・・・・・・伊勢さんの姉妹艦ですね?」

伊勢「うん。日向が来れば、戦艦だからきっと艦隊に組み込まれるでしょ?」
以下略



203: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:51:32.31 ID:sLS4dz7v0
どうでしょう。本当にその日は来るんでしょか。

提督さんのドロップ運の悪さはもちろんですが、それより根本的な問題があるのです。

とても言えません。提督さんが、実は伊勢さんを艦隊から外したがっているだなんて。
以下略



204: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:52:28.35 ID:sLS4dz7v0
伊勢さんが初めて大破したとき、提督さんはその姿を見てひどく驚きました。

提督「なんか・・・・・・えらい地味だな」

そのときすでに着任していた戦艦の扶桑さんと山城さんは、大破するとすごいです。ここまでするのかと思うほどです。
以下略



205: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:53:02.24 ID:sLS4dz7v0
その後に伊勢さんの大破姿です。服が少し破れて黒インナーが覗いているだけのその姿に、提督さんは大きく落胆しました。

更にその後、金剛さんが来ました。提督さんの好みとは少し違うそうですが、その大破姿は扶桑さん、山城さんに劣らないものです。

提督「別にこれが目的じゃないけど、なんかアレだな・・・・・・伊勢だけ地味すぎて浮いてるな」
以下略



206: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:53:39.87 ID:sLS4dz7v0
仮にもし新しい戦艦の人が着任したら、普通に考えて隼鷹さんが艦隊から外れるはずです。

扶桑さん、山城さん、伊勢さんは航空戦艦なので、今のハッピーラッキー艦隊は航空戦力が勝ちすぎています。

ここは砲戦の火力を高めるために、そろそろ戦艦相手に攻撃が通らなくなってきた隼鷹さんを一旦外す、というのがセオリーだと思います。
以下略



207: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:54:41.59 ID:sLS4dz7v0

伊勢「早く日向に会いたいなあ。日向さえ来てくれたら、全部上手く行くような気がするのに」

電「どんな人なんですか? 日向さんって」

以下略



208: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:55:31.23 ID:sLS4dz7v0
伊勢「日向は私の妹なんだけど、起工日がほんの数日しか違わないから、歳は一緒なの。ほとんど双子みたいなものね」

伊勢「だから性能もほとんど一緒なの。違いは日向のほうが少しだけ足が速いくらいかな」

伊勢「その頃の日本って、まだ戦艦建造の技術が発達してなくて、なかなか世界水準を満たす戦艦が作れなかったの」
以下略



209: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:56:21.77 ID:sLS4dz7v0
ときどき伊勢さんはこうなります。溜まったものが溢れて吹き上がるように、誰彼構わず話したいことを延々と話すのです。

これも伊勢さんが誰からも話しかけられなくなった原因のひとつです。

話しているうちに、ずっと曇ったままだった伊勢さんの瞳がキラキラと輝き出します。その眼差しは私を見ているようで、その実、どこも見ていません。
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