過去ログ - 電ですが、鎮守府の空気が最悪なのです
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795: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/13(日) 22:02:03.89 ID:Lv9/9Z470
その内に龍驤さん以外の軽空母や軽巡たちも騒ぎを聞きつけて、龍田さんに文句を言い始めました。賭博場はたちまち大騒ぎです。

赤城さんが龍田会に資源の横流しをしていたのは、自分の盗み食いがバレたときのデコイにするためだけではなく、もう1つ目的があったのです。

お腹が空いたときにいつでも食べることができ、それでいてお咎めを受ける心配もない。
以下略



796: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/13(日) 22:03:44.73 ID:Lv9/9Z470
書類仕事を終えてドックに戻ると、ちょうど艦隊が演習と出撃を終え、帰投したところでした。

まるで精神状態と艦体状況がシンクロしているような光景でした。霧島さん、赤城さんがほぼ無傷なのにも関わらず、他の4人はみんな大破しています。

霧島「ハッピーラッキー艦隊、帰投しました。戦果をご確認されますか?」
以下略



797: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/13(日) 22:04:16.84 ID:Lv9/9Z470
少し気になることがあります。昨日の出撃で霧島さんは大破しましたが、あれは霧島さんにとってセクシーさをアピールできる、都合の良い大破でした。

今日は逆に小破にすらなっていません。反して、金剛さんは前日と同じく大破状態になっています。

多分なのですが……昨日の霧島さんは自分から大破したんだと思います。今日は金剛さんを盾に使い、それで無傷だったんじゃないでしょうか。
以下略



798: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/13(日) 22:04:54.99 ID:Lv9/9Z470
提督「そういうことならいいだろう。そうだな、まず今の状況だが……」

霧島「あ、あの……もし良かったらでいいんですけど、もっと静かな場所でお話しませんか? できれば、その……2人きりで」

霧島さん、早くも勝負を決めに掛かりました。提督さんは戸惑いつつもかすかに顔を赤らめ、満更でもない反応を見せています。
以下略



799: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/13(日) 22:05:21.52 ID:Lv9/9Z470
提督「じゃあ……霧島。そこの艤装保管庫でいいか?」

霧島「はい。それじゃ、行きましょう」

扶桑さんが金剛さんに足止めされている間に、提督は霧島さんと連れ立って行きました。
以下略



800: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/13(日) 22:06:05.22 ID:Lv9/9Z470
赤城「早くしてくださいよ。私、お腹が空きました。それとも、先に艦載機の補充を済ませたほうがいいでしょうか?」

電「いえ、すぐに用意できますから補給の方を……」

瞬間、強烈なめまいに襲われました。
以下略



801: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/13(日) 22:06:45.30 ID:Lv9/9Z470
赤城「電さんも寝不足ですか? ダメですよ、ちゃんと寝なきゃ。で、まず補給でいいんでしょうか」

電「……いえ、先に艦載機の補充をお願いできますか? 妖精さんの数が足りなくて、補給資源の用意に手が回らないのです」

意外なほど、その言葉はすっと出てきました。このとき、私はとうとう地獄の門を開いたのです。
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802: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/13(日) 22:07:37.50 ID:Lv9/9Z470
タイミングが狂えば失敗する可能性もあります。ですが、そうはならない気がしていました。

私は物陰に隠れ、そのときを待ちます。最初に戻ってきたのは、やはり霧島さんでした。

霧島「ふぅ、さすが提督。なかなかの奥手でした。ま、あそこまで状況を整えれば体を求めてくるのは当然ですよね」
以下略



803: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/13(日) 22:08:05.11 ID:Lv9/9Z470
今の霧島さんは一見、知的で冷静な人に見えますが、あれは仮面。本当の姿は強欲でエゴイストなインテリヤクザです。

加えて戦艦の人はほぼ例外なく大食いです。赤城さんほどでなくても、内心は補給で与えられる以上の資源を食べたいと思っています。

強欲で大食いなはずの霧島さんが、必要以上に用意されている補給資源を前にして、どんな行動を取るか。やはり自分のものにすると思っていました。
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804: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/13(日) 22:08:42.56 ID:Lv9/9Z470
霧島「えっ?」

あれだけあった資源の大半を食べ終える頃、霧島さんの背後から声を掛けた人。それは赤城さんでした。

赤城さんが艦載機の補充を終えるいつもの時間を考えて、そろそろ戻ってくる頃だと思っていました。
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