過去ログ - 電ですが、鎮守府の空気が最悪なのです
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815: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/13(日) 22:19:14.74 ID:Lv9/9Z470

たどり着いたそこはまさしく屍累々。祈るのにも泣くのにも疲れた駆逐艦たちが、死んだように廊下のあちこちで倒れ伏しています。

私たちはそれらの合間を通り、扉に寄りかかって眠る不知火さんをそっとどかして、扉を静かにノックしました。

電「子日さん? 秘書艦の電です。お話したいことがあるので、ここを開けてくれませんか?」

しばらく返答はありませんでしたが、何度か同じように呼びかけると、部屋の奥から動き出すような気配がしました。

子日「……電ちゃん?」

電「そうです。私はアカギドーラ教団ではありません。入れてくれませんか?」

子日「……みんなは、電ちゃんのことをアカギドーラの先触れって呼んでた」

電「私はそんなものではありません。子日さんに変なことを言ったりはしませんよ、約束します」

少しだけ悩む間をおいて、ためらいがちにその扉は開かれました。乱暴にならないよう、そっとこちらからもドアを押し、部屋の中に入ります。



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