過去ログ - 電ですが、鎮守府の空気が最悪なのです
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930: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/21(月) 09:09:03.60 ID:H6ySCzUl0

頭の上に温かい手が置かれ、その安心感に昂っていた感情がすっと冷えていきます。

隼鷹「……電ちゃん。あいつの様子からして、あたしたちの計画までは漏れてないと思わない?」

私にしか聞こえないよう、隼鷹さんがそっと顔を近づけます。その冷静な口ぶりに、私自身も急速に落ち着きを取り戻しました。

電「……はい。そのはずです。あれだけは、私と隼鷹さん以外、妖精さんですら知らないはずです」

隼鷹「そっか。じゃあ、始めよう。通信機をちょうだい」

電「……わかりました」

私は味方との連絡用の他にもう1つ、別の通信機を取り出し、スイッチを入れて隼鷹さんに渡しました。

電「……無理はしないでください」

隼鷹「ああ。心配しないでよ」

私の頭に置かれていた手が離れ、通信機を受け取って懐に収めます。それから、隼鷹さんは私たちの中から大きく前へ進み出ました。

隼鷹「赤城はあたしが何とかする。みんなは全速力で鎮守府に戻るんだ」


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