34:名無しNIPPER[saga]
2015/07/09(木) 23:21:45.53 ID:Cvn5vNaQo
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「居たいた」
「あれ。こっちから行こうと思ってたんだけどな」
「へへへ、先輩方にご足労をお掛けする訳にも行きませんでさぁ」
「何弁なの、それ?」
「??♪」
呆れたように笑う凛の後ろで、蘭子ちゃんが実に幸せそうな顔でケーキを頬張っている。
甘めのチョコレートケーキはどうやら彼女のお気に召したらしい。
三代目と違って二代目は隙だらけだ。いや初代もそういやそんな感じだったか。
「やぁやぁ、先々代殿もやみのまー」
「♪ …………むっ?」
あたしに気付くと、慌てたようにケーキを飲み込む。
こくこくと牛乳を流し込むと、奏より格好良いかもしれないポーズを取った。
「祝祭の饗宴!」
(おめでとうございます!)
「蘭子。口元に付いてるよ」
凛に口の周りを拭われて、蘭子ちゃんがくすぐったそうにしている。
うん。どこからどう見たってクールだ、うん。
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