48: ◆8fqXYLRLRM[saga]
2015/07/16(木) 23:26:24.49 ID:fhsJwwMD0
騎士「――『呪われ人』と呼ばれる者の存在は大昔から知られてきました。それが『女神教の栄える地域』で多く見られると言う事も」
「王国も女神信仰が認められていることから数年に1度という頻度で発見され、その度に女神の力を使い打ち祓ってきました。」
「しかし、近年は『呪われ人』の数が増加傾向にあり、ついに国王陛下の御耳にも入る事となりました。そこで打ち出された対策が、」
「教国との『人材交換派遣』です。王国は対呪われ人の術を得て、教国は衛兵の錬度上昇・補充・充填を得るという目的を持ったものです」
「そして我々『第一派遣隊』は、今現在教国を目指して行軍中というわけですね」
白騎士「ふむ、ご苦労。私もそのように認識している」
騎士「それで、あちらについてからの事なんですが……」
白騎士「采配は任せる」
騎士「えっ」
白騎士「何を驚く総隊長殿? 我々三騎士および兵士は須らく貴公の手足だ――好きにすればよい」
騎士「……」
(だから荷が重いっての! なんで部下として『色持ち』の騎士があてられてんだ! 代わってくれよ!)
白騎士「して、何か考えはあるのか?」
騎士「あ、はい。えーですね、中隊を3つに分け、修練・警備・指導をローテーションさせようかと……思っているのですが」
白騎士「ふむ……良いのではないか? なぁ?」
銀騎士「異議無し」
銅騎士「同じく」
白騎士「では決定だ、隊長」
騎士「ははは、はは、は」
(すげぇ! 何もしてないのに話がまとまっていく!)
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