過去ログ - 和「私は……病んでいる人間です」
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26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 20:01:22.73 ID:cXEvxDgx0
後輩A「では優希先輩のお別れ会は〇〇〇で決まりですね?」

後輩B「一人……二万円?」

後輩A「三万でいいんじゃないですか?」
以下略



27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 20:04:34.51 ID:cXEvxDgx0
マホ「じゃあ三人で九万ですね!九万あれば結構美味しくいただけますよー」

和「私を入れたら十二万になりますね」

私はそんなことを言ってしまい、少し後悔しました。なんだってこんなことを言ったんでしょう。
以下略



28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 20:07:39.97 ID:cXEvxDgx0
マホ「……では先輩も来ていただけるんですね?」

マホがそう言う横で後輩の二人は何やらニヤニヤと笑ってこちらを見ています。

和「はい」
以下略



29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 20:13:22.02 ID:cXEvxDgx0
マホは二人を見送ったあと、部屋をとことこと歩き回っています。どうみてもどこかに行きたがっているようでした。

和「何か用事があるなら遠慮しなくてもいいですよ」

マホ「そ……そうですか。でも先輩も何か用事があったんじゃないですか?」
以下略



30:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 20:21:02.10 ID:cXEvxDgx0
マホ「あ、私先輩から七万円借りてるんでした。えーと、言いにくいんですけどいつ頃返していただけるんでしょう?」

和「それならすぐにでも返しますよ。耳を祖揃えてしっかりとです。私は卑劣な人間じゃないですからね」

マホ「そ、そうですか。それなら安心です。では私は〇〇〇さんのところへ用事があるので」
以下略



31:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 20:26:36.50 ID:cXEvxDgx0
私は慌ただしく去っていくマホを見送り、自分も家へ帰りました。

道中私はこのことがとてつもなく面倒で陰鬱な結果になることを予見しました。

行くか、行かないか。
以下略



32:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 20:34:04.11 ID:cXEvxDgx0
翌日目から覚めるとと私は約束を思いだし、深い後悔に襲われました。

何故あんなことを言ったんでしょうか?

再三そんな問い掛けが頭に浮かびます。
以下略



33:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 20:36:25.41 ID:cXEvxDgx0
マホたちは服などは比較的気にしない方ですから、適当な服でも大丈夫かと思いましたが、マホも、優希もプロになってからは大人らしくなってしまったのでした。

私は服を選ぼうと、クローゼットを開けましたが、どれも着崩したものばかりでした。

その中でも一番ましのものを選びましたが、それも黒いシミがわずかについていました。
以下略



34:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 20:42:19.21 ID:cXEvxDgx0
そうして時間が過ぎ約束の時間が近づくと、私は重大な問題に気がつきました。

お金がないのです。

親からの支援もなく、プロでの稼ぎも大したものではなかったので、貯金に尽きてしまったのです。
以下略



35:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 20:46:13.73 ID:cXEvxDgx0
お店に着き、店の中に入りましたがマホたちはまだいませんでした。店の人に聞いてみると……。

ウェイター「はあ……あと一時間で来ることになっていますが」

約束の時間は間違えていないはずですが、これは……どういうことでしょう。
以下略



36:名無しNIPPER[saga sage]
2015/07/05(日) 20:49:05.81 ID:cXEvxDgx0
私は店の人のちらちらと私を見る目に耐えながら、一時間待ちました。

するとマホたちは店の中に入ってきました。

どうやら店の人の言うことは本当だったようです。
以下略



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