過去ログ - 和「私は……病んでいる人間です」
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47:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 21:23:50.61 ID:cXEvxDgx0
優希「もうやめるじょ!仲良く食べるじょ!」

優希が叫ぶと後輩たちはみんな黙りました。

それからはひたすら飲み食いしました。麻雀の話や昔話、世間話を四人はしていました。
以下略



48:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 21:27:45.74 ID:cXEvxDgx0
それから四人は更に話に花を咲かせました。

私は立ち上がり部屋のあちこちを歩き始めました。何かを考えているようにです。

四人はそんな私に気付いているようでしたが、見ようとはしませんでした。
以下略



49:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 21:31:49.20 ID:cXEvxDgx0
そうして時刻が10時を上回ると、四人は帰り支度を始めました。

そのとき一度だけ四人が部屋の隅を歩き回る私を無言で無表情で眺めました。

私は気付かないふりをしました。
以下略



50:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 21:34:00.90 ID:cXEvxDgx0
和「ちょっと待ってください、どこ行くんですか?」

後輩A「二次会ですよー」

和「あの、実はお金がなくて、貸していただけませんか?一万と五千でいいですから」
以下略



51:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 21:36:20.97 ID:cXEvxDgx0
私はその場で棒立ちになり俯きました。そんな私を店の人たちが不思議そうに眺めていました。

私は胸の奥に何かが蠢くのを感じました。

ああ、今すぐ優希のところへ行って一万と五千……いえ、持ち金を全部渡してやります!
以下略



52:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 21:41:58.44 ID:cXEvxDgx0
しばらく経ち、目的の場所まで来ましたが、先ほどの気持ちが薄れ、やめようかという気持ちが沸いてきました。

こんなことは……でも、やりましょうか。
やってしまったほうがいい。いえ、結局同じことかもしれませんが、でもいいでしょう。

以下略



53:名無しNIPPER
2015/07/05(日) 21:50:52.12 ID:3WQibh1NO
なんだか引き込まれる文章だな


54:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 21:59:30.92 ID:cXEvxDgx0
どうしたものか、と考えようとしたところで、視界の端に見知った顔が入りました。

和「あ、憧……」

それは幼馴染みの新子憧でした。
以下略



55:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 22:02:50.37 ID:cXEvxDgx0
インターハイ以来でしょうか。何をしているのかおとさらもなかったのですが……。

しかしこの状態はお互いにとって気まずい状態でした。咄嗟のことだったので、つい流れで指名してしまいましたが。

憧「まさか和に会うとは思わなかったなあ」
以下略



56:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 22:11:30.85 ID:cXEvxDgx0
憧「うーん……プロは行けないし、大学も行く気がしない。巫女さんっていう気分でもないしね。
って、これじゃ怠惰な人だね。っま、やる気がなくなったのには原因があるんだけどね」

和「原因……?」

以下略



57:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/05(日) 22:16:42.69 ID:cXEvxDgx0
麻雀で頭がいっぱいですか。うらやましい限りですね。私は……。

憧「それで惰性に任せてこの仕事にね。あ、勘違いしないでよ!
別にエッチ大好きでこんなことやってるわけじゃないから」

以下略



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