過去ログ - 工藤D「ここが、765プロライブ劇場か」
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30: ◆YUW.90yQGFRP[sage]
2015/07/28(火) 17:35:01.04 ID:eIqtaiZ8O
***

旧劇場へと、裏門側から潜入する一同。

琴葉「壁周りに貼られた絵、私達がいた時より明らかに増えてます」

工藤「お前らがビデオを撮った後、誰かが使ったというのはあるか? 」

琴葉「いえ、あの日が一番最後の開放日で、次の日には完全閉鎖されました。誰かが不法侵入したかという場合のは把握しきれませんが…」

工藤「調べてみたところ、ここで昔事故があったってことがわかったんだが、それについてはなんか知ってたか? 」

琴葉「いえ、全く」

小梅「…この場所には……、かなり強い、力を感じます……。でも……昔の…悲しいことが、呼んだものとは……、明らかに、違う……」

工藤「それって、どういうことだよ? 」

小梅「増幅…されている、んです……。元は人々から忘れ去られかけ、弱まっていたはずの因果やカルマの類が、何かしら、外から力を集めることで……」

一同が、ステージへとたどり着くと、そこにあった人形が、琴葉たちが訪れる前より大幅に数を増していた。

恵美「……さすがに、気味悪いねぇ」

小梅「…思った通り、です……。ここは、元あった因果やカルマを土台に、霊力を無理やり増幅して……また、外へと放つ、そんな……・」

小梅は人形一つ一つを観察しながら言う。

工藤「この人形やら絵は、そのためのユニットなのか? 」

小梅「…はい。……・例えるなら……ソーラーパネル、風車の羽根、のような……、力を集めるための……機器」

工藤「さしずめ、霊力発電所ってことか」

小梅「…では…少し実験、します……。……スウッ、セイ! 」ヒュウッ

小梅は人形のひとつに向かって印を結び、気を吐く。

すると、人形が突如跳ね上がり、次の瞬間には消滅していた。

工藤「うわっ! なんだよこれ……」

驚く一同

小梅「……もう、一回……。……スウッ、セイ!」ドサッ

小梅が再び気を吐くと、先ほど失くなった人形が再び落ちてきた。

小梅「…やはり、これは、ただならないやり方で……、ここまで…移されてきた……」

恵美「そ、そんな、何かの仕掛けだよね? 」

琴葉「今の、本当に消えちゃったけど、どういうことなの? 」

小梅「一言で言うなら……テレポート、の類で……。今のは、あの人形が、辿ってきたルートを遡るように……念を、送った。そうしたら、急に消えた……。だからこれは、私たちが本来、関わりのない……そんな場所を通り抜けて……」

工藤「そこまでやる辺り、向こうは誰にも気付かれねぇ様に、事を成し遂げたいと思ってんのか」

小梅「…そう…考えるのが……正しそう、です」

工藤「なるほど、そんならこっちもいよいよだな。」

小梅「…そう、しましょう」

P「ちょっと、待ってください。いよいよって、まさかこちらから刺激するようなことを」

工藤「今更刺激もクソもねぇだろ。 俺たち既にヤバイ領域踏み入れてんだ。やるっきゃないだろ」

P「しかしもっと慎重に…」

小梅「……さっきも言ったけど……、ここでは誰かが……何かのために霊力を集めてる…。このまま、放っておくと……」

琴葉「プロデューサーさん、今は二人を信じましょう」

恵美「……ここまで台本通り、なんだろうね……多分 」



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