65:名無しNIPPER[saga]
2015/07/07(火) 22:35:30.06 ID:Ku6n+8PR0
その日の深夜。
仕事を終えた俺は千早の部屋にいた。
彼女の部屋に入るのはいつ以来だろうか?俺が千早と密会し、一夜を共にするのは、ほぼ全て俺の部屋だった。
もしかしたら一度きりだっただろうか?だからもう殆ど、初めてといってもいいのかもしれない。
P(だが……)
俺は千早の部屋を見廻しながら、どこか違和感を覚える。
千早らしい整然とした部屋のレイアウト。それはいい。だが……。
テレビなどの家電、箪笥などの家具の大きさが、どう考えても一人暮らしには似つかない、家族用のソレだった。
P(前に一度来た時はそんな事は無かった筈だ……)
俺は何故か、このある種、異常な光景に千早の何かに対する強い想い、いや…情念の様なモノを感じずにはいられなかった……。
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